平屋建て 間取り例 | 平屋のメリット解説と特徴解説付き間取り図集

平屋の間取り図
ここでは、平屋の間取り図と、平屋を計画するときに考えておきたいポイントなどについて紹介します。

  • 平屋のメリット、デメリットとは?
  • 何を気を付けて計画すればいいの?
  • 間取りの例を見たい

といった方のためにポイントをわかりやすく整理しましたので、検討の際の参考としてお役立てください。

平屋を計画するには、その利点と欠点の正しい意味を理解した上で、みなさんの個性や価値観と結びつくかどうかを考えることが大切です。

あなたの理想の間取完成の一助になれば幸いです。




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● 目次

  1. なぜ、平屋は人気なのでしょう?そのメリットとは?
  2. 平屋のデメリットとは?
  3. 平屋の間取作成のポイント
  4. 平屋の間取 実例と解説

なぜ、平屋は人気なのでしょう?そのメリットとは?

平屋が広く好まれるのは、そのメリットに理由があります。

ここでは、同じ延べ床面積の総2階建てと比べた場合のメリットを7つ挙げてみます。

メリット1.階段移動がない

階段の上り下りがつらいお年寄り
「上下の移動負担がない」というのが、平屋が好まれる最大の理由といえるでしょう。

毎日続く移動負担のストレスを大きく減らすことができ、その負担感の少なさが、使いやすい・動きやすいという満足感につながっていきます。

特に、段差による転倒や介護が必要になった時の移動の不安がないという点が、高齢の方やこれから高齢を迎える方に支持される理由になります。

もちろん、階段に要する工事費(基礎・段組み・屋根)が不要になるというメリットもあります。

メリット2.地震に強い

平屋は地震に強いといわれますが、なぜそうなのかをみてみましょう。

①地震力が小さい

法律の定める耐震基準で想定する地震力は、その階が支える荷重が大きいほど大きくなるよう設定されています。

逆にいうと、平屋は2階の重量を支える必要がないため、2階建ての1階と比べて圧倒的に荷重が小さく、受ける地震力が相対的に小さくなるのです。

(※ここでいう地震力は、単位床面積当たりに作用する地震力をいいます。以下同じ。)

各階に作用する地震力のイメージ

2階建ての1階は支える重量が大きく、大きな地震力がかかるが、平屋は小さい

2階建ての1階と比べ、平屋建てに作用する地震力は小さい

地震力が小さければ、建物の損傷リスクが減り、必要な耐震壁量が減ります。

②耐震壁量に余裕を取りやすい

また、地震力が小さいということは、法で求められる必要な耐震壁量が少なくて済むという利点になります。

設置する耐震壁量が同じなら、必要量が小さくなれば、その差である余裕量が大きくなる、つまり耐震性の余裕が大きくなるということになります。

(※ここでいう耐震壁は、単位床面積当たりの耐震壁をいいます。以下同じ。)

耐震壁の必要量と設置量のイメージ

耐震壁は法で定められた必要量以上を設置する必要があるが、平屋はそれが少ないので耐震壁量の余裕が生まれる

平屋は耐震壁の必要量が小さいので耐震性に大きな余裕がとれる!

※通常は、最初から必要量ギリギリをねらって設計することは行わず、施工の合理性を考えながら耐震性の余裕がとれるよう設計します。

③つぶれる・崩れる心配が少ない安心感

揺れに強い家
また、計算上の話に限らず、実態の面から見ても、支える階がないわけですから、大地震時の崩壊・倒壊リスク(つぶれる心配)が圧倒的に少ないというのはいうまでもありません。

以上のことから平屋は地震に強いといわれているのです。

メリット3.設計の自由度が高く広さや開放感を演出できる

部屋どうしがつながり視線が抜ける、また屋外へも視線が抜ける

前述のとおり耐震壁量が少なくて済むということは、開口部・窓の設置、あるいは柱・壁の省略といった設計の自由度が高くなることにつながります。

つまり、

  • 大きな窓をとりやすい
  • 部屋と部屋を大きな開口でつなげやすい

といった自由度が得られることから、視界が抜け、広々とした感じや解放感を得る効果を生みます。

また、平屋は2階がないので、「直下率※検討」の必要もないため、2階の柱や壁の位置を全く気にする必要がなく、広々とした空間の間取が可能になります。

直下率とは

直下率とは柱や壁の上下階の位置があっている割合をいいます。
直下率が低いと、2階の床のたわみや耐震性能の低下の原因となるため、間取りを作成するときはできる限りこの直下率が下がらないように配慮する必要があります。

壁・柱をそろえ直下率を下げないことが大切

平屋はこの直下率を全く考える必要がない!

メリット4.全ての部屋に外部空間との連続性や癒しを取り込める

平屋は全て1階に部屋が配置されるため、各部屋と外部との一体性や連続性をもたせたり、各部屋の窓から視界になどの癒しを取り込むといったことが可能になります。

これにより、解放感や落着きのある、癒しの空間をつくることができます。

外部との連続性

リビングと屋外の連続性
屋外との連続性により広さや開放感を感じることができ、屋外のが視界に入ってくるため癒しが得られます。
床の連続性が広さを感じさせる
特に床が連続することにより、部屋が実際よりも広く感じられます
また、2階がないので、リビングにハイサイドや天窓により明るさを取り込みやすいのも平屋の特徴です。

夏場の日射抑制にもなるシンボルツリーが心を癒してくれます。

地上にある癒しを各部屋の視線に取り込む

平屋の周囲にある緑や花やレンガ
平屋は、あらゆる部屋が窓を介し地上と連続するため、外のなどを取り込むには最適です。
各諸室の窓からを取り込んだ例

に限らず、小鳥レンガ・・・あるいは、あなたの好きなバイクでもいいのです・・・窓への何気ない視線の先に、あなたが心地よいと感じる対象があると心が落ち着くのではないでしょうか。

意識せずとも、癒しの対象が窓から勝手に目に飛び込んでくるよう窓の位置や外構を考えておくと良いでしょう。

メリット5.コンパクト作用が働き床面積削減効果を生む

面積効率・移動効率→コンパクト化

大きな土地に豪邸を建てる人でない限り、土地の有効活用という視点が働くのが一般的です。
平屋は、2階建てよりも多く土地を使いますので、地価が高ければ高いほど、贅沢な建て方といえるのです。

よって、土地のゆとりを保ちながら各部屋をワンフロアで納めようとすれば、必要最低限の諸室に限定し、無駄な廊下などをなるべく削り「面積効率のよい間取り」を目指すよう意識が向きます。

また、平屋の最大のメリットである「移動負担の少ない動きやすさ」は、動線計画を考えることで決まってきますが、それは、コンパクトな間取りを目指すことにも通じます。

平屋がコンパクト化に向かうイメージ

面積効率・移動効率のよい間取りを目指すことはコンパクト化につながる

経済的・使いやすい

コンパクトとは「小さくで中身が充実している」様をいいます。

2階部分の部屋を1階にただ並べただけでは、上下移動がないだけで結局長い距離を水平移動することになり意味がありません。

移動効率が高く、動きやすい・・・無駄がなく自分の生活スタイルにフィットした「こじんまり感」が平屋の醍醐味なのです。

コンパクト化による負担軽減メリット

そうしたコンパクト化が働くことによる床面積の削減効果は無視できないものがあります。
もちろん、階段やそこに通じる廊下などの床面積が減るのはいうまでもありません。

確かに、後述するように、平屋は坪当たりは高上りになる傾向があるのですが、床面積が減ると、税負担やローン利息、光熱費、清掃・修繕・管理費やそれにかかる手間といった生涯の負担を減じることができるのです。

コンパクト化による負担削減のイメージ

コンパクト化により床面積が減れば維持管理費などの生涯負担も減る

コンパクト化は負担の恒久的削減につながる!

自動車で例えると、コンパクトな車は大きな車と比べ、ガソリン代、タイヤ代、税金、ローン利息の面でお得ですし、手洗い洗車も楽ですが、家も全く同じです。

無用なコストや負担の無駄を省き、その分の費用や時間を生活のゆとりに回したい・・平屋が好まれるのは、そういったメリットを期待する理由による場合も多いといえます。

メリット6.メンテナンスが楽

長く住んでいると、外部における様々なメンテナンスと向き合わなければいけません。

屋根・外壁の塗装・修繕、屋根の雪下ろし害虫駆除など・・・

これらは、2階建てだとプロにお願いするしかありませんが、平屋の場合、やる気のあるお父さんならできてしまう場合も多いものです。

平屋の屋根塗装状況
屋根塗装

平屋屋根の雪下ろし状況
屋根の雪下ろし

つまり、平屋の方が圧倒的に楽ですし、安心ですし、安いんです

平屋の窓清掃状況2階の窓ふきも長竿のワイパーでできないこともありませんが、平屋の方が楽ですよね。

メリット7.その他

大きな太陽光パネルが乗せられる

平屋のソーラーパネル後述しますが、平屋は2階建てよりも屋根面積が相対的に大きくなりますので、ソーラーパネルも大きなものを載せることができ、省エネ効率が高まります。

地震、火災時の避難の容易性

住宅火災緊急で外に逃げるとき、出口までの進路が断たれた場合でも、いざとなれば部屋の窓から飛び出せば、そこは地上です。

全ての部屋が避難階にあるという安心感はやはり大なものがあります。


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平屋のデメリット

それでは、次に、平屋のデメリットについて見てみましょう。

1.坪当たりの工事費が高くなる

平屋は工事費が高上りになるといわれますが、なぜなのか?
そのあたりを図で見てみましょう。

総2階と平屋の工事費の差

平屋は屋根と基礎の工事費が2倍になるが外壁面積は減る

平屋は総2階に比べ屋根と基礎が2倍必要となり坪単価が上がる

このように、平屋は2階建てと比べると、同じ床面積でも屋根と基礎にかかる工事費が増えます。

一方で、平屋にすることでで安くなる部分(階段や外壁などの工事費)もあるのですが、それを差し引いても、総じて坪当たりの工事費(坪単価)が高くなる傾向にあります。

2.土地を多く占有してしまう

平屋と敷地鳥瞰図また、屋根と基礎面積が増えることから、土地の占有面積が増え、土地の余剰空間が減ってしまうというデメリットがあります。

もちろん、地価の高い都市圏では大きな負担となってしまいます。

当然、必要所室がワンフロアでその土地にギリギリ納まればいいというわけではなく、建ぺい率制限を守らなければいけませんし、ゆとりある空地もできれば確保したいところです。

なお、建ぺい率制限は、第一種低層住居専用地域の中の一番厳しいところで40%が指定されているところもあります。

これは、かんたんにいうと、「建物が占有する土地の面積は、その土地全体の4割までですよ」ということです。

なので、平屋を優先して考えるなら、土地選定の時点で計画が可能かどうかを見極めておく必要があります。

3.眺望、日照が悪い

日当りが悪い暗い窓これは、平屋の特性としてやむを得ないものですが、2階建てであれば容易に得られる日照や眺望が得られにくくなってしまいます。

ただ、日照については、高天井のハイサイドライト、トップライトといった方法で明るさを取り込む工夫が可能です。

4.周囲の視線を受けやすい

目隠しフェンス2階にいると、周囲の視線をあまり気にしないものですが、それに比べ1階は何かと周囲の視線が気になります。

それだけ1階は視線を受けやすい位置にあるということですが、全ての部屋が1階にある平屋は、周囲の視線を緩和するための配慮がより多く必要になります。

5.防犯上の弱点が増える

ピッキング全ての窓や出入り口が地上に接するため、侵入リスクが高まり、それにかかる対策も増えてしまいます。

平屋の間取作成のポイント

以上のメリット、デメリットを踏まえ、平屋の間取り作成のポイントをまとめてみます。

平屋の間取りを作成するときのポイント

  • 廊下などをできる限り削減し、面積の効率とアクセスの効率を高める(コンパクト化
  • 視線の抜けをつくり手狭感がなくなるよう、部屋どうし、あるいは外部空間とのつながりを生かす
  • ハイサイドやトップライトを生かし、明るさを部屋の内部に引き込む
  • 各部屋のから外のなどの癒しを取り込む
    • そのは、夏の日射抑制視線カットにも生かす
    • その通風確保にも生かす

間取りに絶対はありませんので、上記のようなポイントを頭に入れながら、いろんな平屋の間取りを見てみるのがいいでしょう。

その中で、「ん?なんかこの雰囲気が落ち着く」「この間取りのココが動きやすそう」といった直感が反応するものをクリップしていきます。

なぜその間取りが良いと感じたのか、具体的に理解できなくてもかまいません。
そのクリップの集合体が、あなたの「こだわり」の原型になり、やがて、実現したい間取りのイメージにつながっていきます。

建て主の95%が後悔を残すといわれる「間取り」作成・・・あなたのイメージがしっかりでき上がっていることと、発注者としての「こだわり」「意図」を設計者に誤りなく伝えることが、大きな後悔を防ぐ基本になります。

まずは、雑誌など、たくさんの間取りや写真を見て、あなたのイメージを「煮詰める」作業から始めてみてください。


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平屋建て 間取り図集

以下は、平屋建ての間取り図例一覧になります。

各ページへ進むと、間取りの詳細解説(メリット・デメリット解説)を見ることができますので、参考にご活用ください。

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