住宅メーカーの見積り・間取り提案 無料一括依頼サービスは使えるの?

タウンライフ家づくり

ここでは、家づくりを加速させてくれそうな間取り・見積り作成一括依頼サービス「タウンライフ家づくり」について紹介したいと思います。

プロの間取りと見積りがインターネットでかんたんに得られるのであれば、非常にありがたい話ですが果たしてどうなのでしょう。

  1. このサービスは使えるのか?
  2. 面倒な営業トークはないのか?

実際に利用した印象も含め、建築士の立場でお伝えしたいと思います。

1.このサービスは使えるのか?

依頼の負担は非常に少ない

好みの住宅メーカーを選択し、間取りの条件等を入力。
クリック一つで見積りと間取り作成を同一条件で依頼できます。

各社に同じ条件を何度も説明しなくて済む・・・これは確かに合理的です。

間取りの出来はどうなのか?

さて、ここが問題です。

タウンライフプランニングの例
4社依頼し1社については、こちらの希望に即した間取りの提案がありました。

しかし、もう1社はこちらの希望に似ている、もともと用意されている標準プランを敷地にはめ込んだ感じの間取りで、残りの2社はカタログのみの送付でした。
間取りについては詳しくお話を伺ってから作成させてくださいというスタンスですね・・・。

まあ、仕事につながるかどうかも分からない相手に一生懸命間取りを作成するのも効率が悪い・・・ここは一旦、相手のアクションを待とう・・・ということでしょう。
日々依頼が押しよせるのでしょうから、間取り作成は確かに負担が大きい・・・それは分かります。

1社のみこちらの希望を受け取っていただき、しっかりと間取り作成に応じてくれたわけですが、希望をしっかりと反映させたたいへん好印象の間取りでした。
これは消費者にとって最初に受け取る資料としては大きな意味があるといえるでしょう。

実は間取りは素人にとっては大変難しいものです。

素人さんの描いた間取りはたいていの場合、成り立たないことが多いです。
もちろん、自分の勉強になりますし、発注意図を伝える意味としては役に立つのですが、エネルギーロスが大きいのです。

耐震性、経済性・・プロはこれらの条件を同時に考えながら作図します。

希望と制約の間を調整しながら間取りを作成する作業は、実はかなりのエネルギーを要します。
本来、きちんとした間取り図というのは、施主の生の要望を聞き取りながら作成、チェック、フィードバックを何度も繰り返しながら設計者が煮詰めていきます。

なので、インターネットでワンクリックで入手できる間取りというのは、それほど大きな期待を寄せられるものではないのですが、それでも、希望に応じたプランが家づくりの起点の段階で提供されれば、その有用性はとても高いといえます。

自分で間取りを考えるより、この提案された間取りをベースに、家族に合うよう修正したり、意見を出し合ったりする方がはるかに効率的です。

そういう点では貴重な検討材料がストレスなく入手でき、時間短縮が期待できるサービスといえるのですが、いかんせん、全ての住宅メーカーが最初の依頼でこれに応じてくれるわけではないというのが難点です。

もちろん、カタログのみ送付してきた住宅メーカーに再度依頼をすれば間取り作成・見積りは当然やってくれるのですが、このステップで依頼者の意気込みや本気度を確認したいというのが住宅メーカーの本音なんですね。

なので、最初の依頼で間取りの提案を提供してもらうには、プランに対する要望をできる限り細かく指定することが、住宅メーカーの反応をひきだすのがコツかもしれません。(ここは両者の腹の探り合いといったところでしょうか。)

まあ、「カタログだけでも送ってもらおう」程度の気持ちで望むのがいいかもしれません。

見積り費用はどうなのか?

見積りについてはあくまでも概算レベルです。詳細設計をしていないのでこれはしかたありません。
ただ、つかみの費用と間取りのセットで各社を比べることで、これからの自分の家づくり方向性を定めるうえでのイメージをもちやすくなります。

この比較により得られるイメージは、相見積りの大きな効用の一つですが、単なるカタログでは得られないものです。

ただ、あくまでも概算なので、プランを詳細に煮詰めていくことによって、最終的に大きく費用が膨らむといったことはありがちです。

概ねの相場観を得るための額と心得ておきましょう。

2.しつこい営業などはないの?

いきなり同時に電話がかかってくるのでは?

いきなり一気に電話が来ることはありません。

中古車買い取りや引っ越し見積りの一括サービスでは申し込んだ瞬間に一斉に電話が来ますよね・・・。
管理人の私も経験済みですが、クリックした瞬間に電話が鳴り続けますのであれはびっくりします。

しかし、このタウンライフ家づくりは、中古車買い取りなどと違って、電話を先につないだ早い者勝ちの世界ではありませんので、いきなり電話が鳴り続けるなどはありません。

しつこい営業はないの?

強い売込みや、しつこい営業はありません。なぜかというと、やはり依頼がインターネット経由という媒体の性格による理由が大きいといえます。

インターネットは冷やかしもありますし、このサービスのシステム上、初めから他社と比較されていることが業者も分かっていますので、営業に熱を入れる効果が低いのです。
なので、とりあえずカタログしか送ってこないという対応も起こり得るのですね。

必ず話を聞かなければいけないの?

理想的な業者に出会えれば良いのですが、全く理想と合わない場合、話を聞く義務、契約の義務などは全くありませんので安心してください。

本当に費用はかからないの?

サイト利用料、資料代など一切費用はかかりませんし、話を断ったからといって何かを請求されることもありません。
また、仮に契約となったとしても、仲介手数料といった費用もかかりません。

他の一括請求サービスとの比較

現在、間通りプランの提供をうたう一括資料請求サービスは、タウンライフ家づくりだけですが、実質的には、カタログしか送ってこない住宅メーカーもあります。

一括資料請求サービス比較表
提供資料
カタログ・パンフ
概算見積り
間取り図

△:カタログのみ送付の住宅メーカーもいる

まとめ

間取り作成、見積り 一括依頼サービス まとめ


このサービスのメリットは、

  • インターネット利用により、間取り、見積りの入手にかかる負担が少ない
  • プランの提案により、家づくりの方向性、イメージを決めやすくなる
  • 見積り比較により相場観が醸成、業者選別ができる

という点です。
家づくりのスタートラインにおける資料としてはとても有益性があります。

一方、注意点として

  • 住宅メーカーによってはカタログしか送られてこないため、間取りを作成してもらうには再度依頼をしなければいけない。

という点です。

いずれにしても、最終的に住宅メーカーと双方向の打ち合わせをしなければ、良い家づくりには到達しませんので、インターネットだけで簡単に入手できる情報に過度の期待を寄せないことです。

検討を始めるかどうかを検討している方が大勢いる中で、住宅メーカーが初めから気合の入った資料は出しにくいという面も理解しておく必要があります。

真剣に家づくりを考えたいという方には住宅メーカーも本気で向き合ってくれますが、そうでない方に力を入れることはできません。

なのでこのサービス利用にあたっては、本当に気になる住宅メーカーがいて、提案を受けてみたいと思う相手だけに依頼をして比較するようにしましょう。

そして、次のステップで、住宅展示場やモデルハウスに出向き、業者さんと直接話をしながら自分に合った相手を絞り込んでいくようにしましょう。

いい業者さんとめぐり合うのに、何を媒介とするかはあまり重要ではありません。
あなたの生涯の住み心地を約束してくれるいい業者さんに出会えればどんなルートを通じてもいいのです。

このサービスも数あるルートの中の一つの手段と考え、いい出会いのきっかけづくりというつもりで利用されると良いのではないかと思います。

タウンライフ家づくり 見積り・間取り作成一括依頼
工務店・ハウスメーカーに依頼する場合
大手ハウスメーカーに限定して依頼する場合
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