複数の住宅会社へ一括して見積りや間取り提案を依頼できるタウンライフ家づくりは、いろんな評判があるようですが、安心して利用できますか?
満足しているという評価もありますが、ハウスメーカーによっては期待と現実にギャップがある場合があります。利用上の注意点をお伝えします。
間取り作成、見積り一括依頼サービス―タウンライフ家づくりの評判ってどうなの?
お住まいの地域のハウスメーカーなどから、一括して見積りや間取りの提案が受けられるサービス…タウンライフ家づくり。このサービスには 以下のような評判があるけどどうなの?といった疑問をお持ちの方が多いと思います。
ここでは、これについてくわしく実情を解説し、体験レビュー、利用上の注意点などについてお伝えます。
■よくある評判
- 資料(間取り)が送られてこない・・・
- 大手ハウスメーカーに依頼できない・・・
- 営業電話が来る

このような評判があるようですが、いったいどうなんでしょうか?

まずは、結論からお伝えしましょう。

評判通りのこともあるということですね?逆に、よい評判もあるんですか?

よい評判もあります。なぜそのような両方の評判があるのか…利用価値はあるのか…利用時の注意点は…それらについて、体験レビューも含めてくわしく解説します。
1.タウンライフ家づくりのサービス概要
まずは、このサービスの概要と、メリットを見てみましょう。
同じことを何度も説明する必要がなく、自宅でできる、そして無料というのが特徴です。

2.期待されるメリットと注意点について
このサービスには以下のようなメリットが期待できます。
②自宅でプラン比較ができる
③自宅でコスト比較ができる
④費用がかからない
これらの結果として、家づくりの検討が効率よく進むというものですが、実態としてはどうなのでしょうか? この4つのメリットのそれぞれについて、現実面や留意点を検証していきます。
①依頼の負担は少ないが、その後の代行はない
依頼の仕方は、入力フォームに住宅の規模やプラン上の要望事項を記入し、依頼先を選択するだけです。確かに、どこにも出向かずに数社との対面や電話連絡が省略できるので、依頼にかかる時間的・精神的な負担は少ないといえるでしょう。
ただし、以下の点に留意が必要です。
依頼後は、ハウスメーカーと直接やりとり
このサービスは、タウンライフ家づくりのサイトが、あなたに代わって家づくりの希望条件をハウスメーカー各社に伝達してくれるというものです。ここで大切なことはタウンライフ家づくりの役割はそこまでであるということです。
つまり、タウンライフ家づくりのサイトが、ハウスメーカー各社の提案資料を全てをとりまとめて、あなたに届てくれるわけではありません。

タウンライフ家づくりのサイトは、ハウスメーカーへ情報提供を行うだけで、家づくりに関して依頼者の相談に応じたり、ハウスメーカーとの間に入って、調整などを代行してくれるわけではありません。
お断りは自分自身で
タウンライフ家づくりのサイトは、そのような立場なので、ハウスメーカーのお断りなども代行しません。
資料をもらった後は、あなたから連絡をしなければ、通常は自然とフェードアウトしますが、場合によってはハウスメーカーから、その後の家づくりの進捗状況について、たずねられることがあるでしょう。その時のお断りは、自分自身でていねいに返信する必要があります。
依頼する時の負担はありませんが、その後はハウスメーカーとのやりとりを自分自身で行うこととなるため、むやみに依頼先の数を増やすのはお勧めできません。依頼する場合は、本当に興味のあるハウスメーカーに限定することが大切です。
②自宅でプラン比較ができるが、すぐに届かないことも…
依頼をすると、間取り図(ラフプラン)が届きます。この間取りプランが自宅にいながら入手できるというのがこのサービスの大きな特徴です。
ハウスメーカーが基本的な間取りプランを作成するときは、通常は対面で打合せをし、様々な要望を聞き取った上で作成します。
そうした打合せを各社といちいちすることなく、インターネットで一度の依頼で複数社に同じ条件で間取りプランの作成を依頼できるのは確かに画期的といえるでしょう。
ただし、以下に留意する必要があります。
提案プランはそれなり
一度も打合せをせずに作成された間取りですから、プランの完成度に大きな期待をしないことが大切です。なぜなら、本来、間取りというのは、プランへの要望の元となっている本当の理由を、打合せを通して明確にする作業が必要だからです。
例えば、「熟睡できる寝室にしたい」といっても、どこにその要望の本質があるのかを、本人も気付けない場合があります。寝苦しい夜が嫌だから北側の寝室がいいと本人は思っていたが、実は寝室の位置ではなく、エアコンに頼らない通風を確保することが、本人の快眠にとって大切なことが打合せを通して気付けたりします。

つまり、プランは本当に腑に落ちる理由をベースにつくられることが大切で、こうした作業をまるごと省略し、クリック一つの依頼でつくられた間取りに高い理想を望むのは無理があるでしょう。
■たたき台にはなる
ただし、理想に至らないとはいえ、全体ボリュームやプランの方向性は大まかに把握できるため、検討のたたき台にできるメリットはあります。全く手元に何もない状態で、一から自分で間取りを考えるよりも、それをベースに家族で意見を出し合い、自分たちの理想を考える土台にする方が効率的です。
また、ハウスメーカーを1次審査的に比べる材料にもなるでしょう。
ラフプランだからこそ良い面も
じっくり打合わせをし、ガッチリとプランを作りこまれた末に断るのも心の負担が大きいものです。ラフプランであることが互いのメリットになるという側面もあります。
ハウスメーカーによっては、間取りがすぐに届かない場合もある
間取りプランがワンクリックで届く場合もあれば、そうではない場合もあり、各ハウスメーカーごとに対応が異なります。
その理由は、会話もしたことのない顔の見えない相手に、ラフプランとはいえ間取り図を無料で作成し続けることは、ハウスメーカーにとって重い営業負担になるためです。顧客との接点を得るための効率を考えると、力の入れ具合が難しいといえるでしょう。
本来であれば、お客さんのさらなる興味を引き出すため、プランの提案に力を注ぎたいのですが、
現実問題として、
- 提案プランを作成し続けても、お客さんの反応がほとんど得られない。
- 依頼が一気に集中した、また、各支店の担当者の忙しすぎるなどで対応しきれない。
- 依頼の内容がアバウトすぎて、プラン作成が明らかに徒労に終わる。
などのことから、結果として、「もう少し具体的にお話をお聞きした上で、プランを作成させていただけないでしょうか・・・」となり、より自社に興味のあるお客さんに絞り込みたいと考えるハウスメーカーが出てきます。
それが、間取りが届かないという評判を生んでいる一番の理由と考えられます。(こうしたハウスメーカーは、やがて、このサービスからの撤退も予想されます。)
■すぐに届けてくれるハウスメーカー
その一方で、力の入れ具合を加減をしながら、ねばり強くプラン作成を行っているハウスメーカーもあります。そこから、良好な関係に発展する利用者もいるため、↓以下のような好評価があることも事実です。
このように、まったく両極の評価が混在するサービスということがいえるでしょう。よって、ハウスメーカー次第で満足度が変わってくるということを理解しておく必要があります。

ワンクリックでプランが届かない場合もあるんですね・・・。でも、プランが届かないというのは、約束違反なのではないですか?

たしかに、利用者の期待通りになっていないという面はあります。しかし、かといって、約束違反とまでは言えないでしょう。

でも、間取りと見積りが届くとはっきり書いてるし・・・。

「各社から間取りと見積りが届く」というのは、確かに約束に当たるといえるでしょう。しかし、その約束を果たすまでの提供方法やタイミングについてまでは、(利用規約上も)明確な規定はありません。

手段までは約束していないということですか…。

そうです。つまり、ハウスメーカーが、お客さんとの接点としてこのサービスに参入したものの、前述のように、各社の事情により、即時に間取りを提供できないという場合、それが許容されてしまうのです。そこが消費者の期待とのミスマッチを生んでいます。

なるほど、ハウスメーカーもいろいろ探りながら頑張っているということですね。

はい。ハウスメーカーに勤務する私の知り合いは、「顧客との接点を得る方法としてはコストに見合わないから、このサービスからは撤退した」と話していました。見えない相手に間取りを数多く作成するよりも、お客さんの話をしっかり聞いてプラン提案することに会社の資源を集中する方が、会社の体質にあっていると判断したためです。

まさに、会社次第ということなんですね。
③自宅で見積り比較…しかしすぐには届かない場合も
間取りプランとあわせて資金計画書を提案してくれるというのが、このサービスのもう一つの特徴です。いわゆる三者見積りが一度の依頼でできるというイメージですが、こちらも以下に留意しましょう。
ワンクリックで資金計画書は厳しい
資金計画書とは、建物本体工事だけではなく、付帯工事、土地取得費用、融資や法定手続きなどの諸費用などを全てあわせた総合的な予算書といえるものです。しかし、これらは、ある程度の打合せをして条件が整ってはじめて作成できるもので、ワンクリックで完成を期待するのは難しいでしょう。
もし、ワンクリックの依頼で作るとすれば、間取りプランの規模に坪単価をかけて算定した建物本体工事に、想定の費用を加えた見積りになります。もちろん、地盤改良費、仕上げ・設備のグレード、外構工事費など、調査や打合せ次第で大きく変わりますので、大まかな目安として考える必要があります。
これについても、わからない点が多すぎることから、ハウスメーカーによっては最初から提供してくれない場合もあります。
④費用はかからないが、個人情報の提供は必須
このサービス利用ついては、以下のような料金を含め、費用は一切かかりません。
- サイト利用料
- ハウスメーカーへの依頼代行料、紹介料
- 成約時の手数料、仲介料
- ハウスメーカーから提供される間取りプランや資金計画書の作成費用・資料代
タウンライフ家づくりに限らず、雑誌、住宅展示場など、ハウスメーカーと消費者を結ぶ媒体利用にかかる経費は、通常ハウスメーカーの広告費から支払われます。つまり、消費者が支払う代金が原資となっているため、消費者全体でその費用を負担しているという意味では、厳密には無料ではありません。ただし、直接的に上記のような費用を請求されることはありません。
このサービスを利用せずとも、一般的には、間取りプランや見積りは、どの会社も無料で作成するのが普通ですので、「無料」は特別なことではありません。ただし、どのようなルートを通じてもハウスメーカーにこれらを依頼するには個人情報は必要です。
メールでのやりとりも可能だが…
「タウンライフ家づくり」と「ハウスメーカー各社」に個人情報を伝えることになります。タウンライフ家づくりの運営会社から広告案内メールが届いたり(解除可能)、ハウスメーカーから連絡がきます。
ハウスメーカーとのやりとりについて、「メールのみ」と依頼時にお願いした場合、多くは応じてくれますが、電話がくるハウスメーカーもゼロではありません。ここはハウスメーカー次第というところですが、この点からも、興味のないハウスメーカーに最初から依頼しないことが肝心といえます。

以上、4つのメリットについて見てみましたがいかがでしたか?

なんか、メリットだけを期待していると、がっかりするかもしれないということですね?

そうです。期待値を100%にするのではなく、50%くらいにすると良いかもしれません。

それと、あまり興味の無い相手に依頼をしない方がいいということですね。

そうです。あなたが、話を聞いてみたいと思うハウスメーカーが選択候補に出なかった場合は利用しない方がよいでしょう。
3.実際にサービスを利用してみました・・・
それでは、次に、実際に申し込んだ結果について具体的にみてみましょう。
タウンライフ家づくり にアクセスし、家づくり計画書の作成依頼を申し込んでみます。
申込みの流れは、
-
地域を選択し、家づくり計画書作成依頼ボタンをクリック
-
入力フォームに間取りの希望条件などを入力
-
依頼する住宅メーカーを選択し、依頼ボタンクリック
-
申込み完了
という感じになります。実際の入力画面をみてみましょう。
まずは、希望の住まいの大きさ、LDKタイプなどを入力します。
実際の入力画面

次に、間取りの要望事項を入力します。また、土地の図面があれば添付します。
土地情報について
土地の情報(寸法・前面道路の方位がわかるもの)がなければ、現実に即した間取りがかけませんので伝えることが理想です。土地の図面があればそれを添付し、なければ、「南道路8m、間口10m、奥行き20mの長方形。」といったように、寸法と道路の方位を明示します。
※今回は以下の土地の図面を添付しました。

次に、自分の連絡先などを入力 > 「個人情報の取り扱い及びご利用規約」に同意 > 最後に、依頼したい会社にチェックを付けて依頼ボタンをクリックします。

これで申し込みは完了です。

3日後・・・
1番早いハウスメーカーから間取り図(ラフプラン)が電子メールで届きました。なかなか早いですね・・・。
その後、もう1社から間取りプランと概算見積りが届きました。見積りについてはアバウトな要望ですから、当然概算レベル(坪数から算定した本体価格程度のもの)になります。残る1社はカタログのみしか送ってもらえませんでした。
資料が完璧にそろうわけではない
ワンクリックで届いた見積りは3社中1社だけです。しかも、地盤改良工事や冷暖房工事、外構工事、家具・カーテン、諸費用などが含まれない費用のため、全体予算をつかむには、さらに打合せと条件設定が必要になるでしょう。よって、ワンクリックで資金計画書を3社比較!というわけにはいきませんでした。
ただ、一応、ワンクリックで間取りプランが2つ届きましたので、参考までにそれぞれの間取りの違いや要求達成度について比べてみましたので紹介します。
4.各ハウスメーカーの間取りを比較!
それでは、実際に提案していただいたプランについて比較してみましょう。私の方で、間取りを写し書きし、解説を加えました。
同じ条件で依頼してもハウスメーカーによって返すプランが異なるということを皆さんに知っていただければと思います。
ちなみに、私が依頼時に入力フォームに記入したプランに対する要望は以下の通りです。
■間取りの要望事項
- 世帯数:1世帯住宅
- 階数:平屋建て
- 人数:大人2人、子0人
- LDKタイプ:2LDK
- 家の広さ:25坪くらい
- LDKの広さ:15畳くらい
- 水周り:使い勝手を重視したい
- その他間取りに対する希望(自由入力)
・玄関とキッチンの両方からアクセスできる納戸(パントリー)が欲しい(1坪くらい)。
・洗濯物が干せる屋根つきのウッドデッキ(2坪くらい)が欲しい。
・2つの洋室の内、1つの洋室から洗面やトイレにすぐアクセスできる間取りにしたい。
この内、以下の3点の要望の達成度について、検証したいと思います。
要望②:玄関とキッチンの両方からアクセスできる納戸(パントリー)が欲しい(1坪くらい)要望③:2つの洋室の内の1つから洗面やトイレにすぐアクセスできる間取りにしたい
案1 ハウスメーカー Ⅰ プランチェック
案2 ハウスメーカー S プランチェック
比較結果
要望の②の玄関とキッチンの両方からアクセスできる納戸が欲しい・・・については、重たいお米やお酒、飲料水や常温保存の食品を玄関からすぐに搬入でき、それをキッチンからすぐに取り出せると便利なので、そのような意図で要望したものです。
これについては提案2のハウスメーカーSの方が使い勝手が良いのがわかります。
また、要望③の洋室の1つから洗面やトイレにすぐアクセスできるようにしたい・・・については、高齢になった時、夫婦のどちらかが、頻回なトイレ通いや、介護・介助などがしやすいよう、寝床からトイレ・洗面・浴室にすぐに行けるようにしたいという意図で要望したものです。
これについても、提案2のハウスメーカーSの方が使いやすいのが明らかですね。表にまとめてみます。
要望の達成度チェック
提案1 ハウスメーカーI |
提案2 ハウスメーカーS |
|
---|---|---|
要望① 水周りの使い勝手を重視したい |
◎ | ○ |
要望② 玄関とキッチンの両方からアクセスできる納戸が欲しい |
△ | ◎ |
要望③ 洋室の1つから洗面やトイレにすぐアクセスできるようにしたい |
△ | ◎ |
このように、全く同じ条件で依頼しても、プランや要望に対する応答性が違うことがわかります。
「施主の要望の意図は何か?」を考え、真意をくみ取る姿勢はハウスメーカーSに軍配がありそうですね。そして、こうした点から住宅会社との相性も見えてきそうです。
もちろん、打合せ無しの間取りですから、厳密な判断はできませんが、スタート時点におけるハウスメーカーの基本的な対応力や相性チェックの材料として期待できそうです。
5.気になる疑問 Q&A
ハウスメーカーの電話連絡は来ますか?
今回の利用では、依頼後、ハウスメーカーからメールで資料・連絡が届いたあとは、それ以上こちらから連絡を取らなかったため、ハウスメーカーからの連絡はありませんでした。電話もありません。
ただ、このあたりは、各会社で温度差があるところなので、ハウスメーカーから「その後家づくりの方は進んでいますでしょうか?」といったメールや電話が来る可能性が無いとはいえません。
しかし、最近のハウスメーカーは、買う気も無い人に強引に電話で営業してくることは少なく、そういう時代ではないことや、お客さんが営業電話を嫌うことも十分承知しています。特に、インターネット経由のお客さんは様子伺いも多いことから、受け身の姿勢をとる傾向が強くなります。
大切なことは、はじめから、話もしたくないようなハウスメーカーに依頼しないことです。もし、最初は興味があったが、途中で候補の対象外となった相手から連絡が来た場合は、きちんとそれ以降の連絡をお断りすれば問題ありません。
依頼したいハウスメーカーがないのですが?
前述のように、間取りプランを提供しても反応が得られないなど、さまざまな事情から、会社の営業リソースをこのサービスに割けないと判断したハウスメーカー(またはその支店)は、このサービスから順次撤退していくことになります。
結果として、参入するハウスメーカーが減り、地域によっては「依頼したいハウスメーカーが全く選択できない」という状態になっているものと推定されます。
つまり、このサービスには、全国の全ての会社が参入しているわけではありませんので、このサービスを利用していない住宅会社にも、優良なハウスメーカー、工務店があるということを覚えておく必要があります。
必ず話を聞かなければいけないの?
このサービスは、単に、タウンライフ家づくりのサイトが、あなたの希望と連絡先をハウスメーカーへ伝達するというものです。このサービス利用によって、話を聞く義務、契約の義務などが課されることはありません。
あなたとハウスメーカーとの関係については、あなたが直接ハウスメーカーに連絡するのと何も変わりがありませんので、対等な関係で話を進めれば問題ありません。
同時に何か勝手に契約されていることはありませんか?
タウンライフ家づくりを申し込むと同時に、意図しないサービスの利用契約が勝手に結ばれるということはありません。ただし、個人情報の扱いについては知っておくべきことがあります。
サイト利用時に同意が必要な利用規約には、個人情報の利用目的として、以下のことが記載されています。あとで、「個人情報が勝手に利用されている!」とならないように掲載しておきます。
個人情報の利用目的(一部要旨抜粋)
- タウンライフ家づくりの運営会社からのメールマガジンの配信。
- 生命保険契約の提案のため、(株)ニュートン・フィナンシャル・コンサルティング(※)への情報開示。
引用元: タウンライフ家づくり ご利用規約
※(株)保険の見直し本舗などをグループ企業にもつ保険代理店
なお、この規約の同意によって、契約義務や費用負担が生じることはありません。もし、不要な案内があれば、解除・お断りすれば問題ありません。
不良業者はいないの?
インターネットのサービスであることから、不良業者の不安を感じる方もいるでしょう。ただし、不良不適格業者と遭遇するリスクはあらかじめ排除されています。
例えば、悪徳業者が住宅展示場にモデルハウスを建てたいといっても、会社の信用がなければ無理なのと同じで、タウンライフ家づくり のサービスの信用をおとしめるような住宅会社に参入されないよう審査がされています。
さらには、以下に示すような大手ハウスメーカーに限定して依頼するという申込みも用意されています。
ただ、不良業者がいないからといってトラブルにならないわけではありません。スーパー大手の会社でも施主とのトラブルは抱えているものです。優良な会社であることは最低条件であって、その中から、さらに、あなたと相性が合い、信頼できる相手を絞り込むという作業が必要なのは言うまでもありません。
結局は、住宅展示場でハウスメーカーとコンタクトを取るのと大きな違いはありません。ただ、その接触点がインターネット経由であるという違いがあるだけです。
6.まとめ 結局使えるの?
このサービスは、
- 住宅メーカーによって資料が即時に届かない
- 自分の好みの大手のハウスメーカーに依頼できない
- 見積りや間取りはあくまで概要レベル
といった点がありますので、期待とのギャップから不満足な印象を感じる場合があります。
しかし、だからといって全く使えないのかといえば、そういうわけでもありません。上記に挙げた注意点などを踏まえた上で利用できる方なら、そのメリットのみをしっかり活用することができるでしょう。
やはり、
- 無料で気軽に依頼できる
- プランを自宅で比較できる
という点で、はじめての家づくりの精神的負担が少ないのは確かですし、間取りプランが手軽に入手できることの意味は大きいものがあります。
なお、現在、以下に示すように、ワンクリックで間取りプランを提供してくれる一括資料請求サービスはタウンライフ家づくりだけです。
■資料請求サービス比較表
資料請求サイト | |||
---|---|---|---|
手軽さ | |||
カタログ | |||
登録業者数 | |||
間取り図 | ― | ― | |
見積り | ― | ― | |
土地提案 | ― | ― | |
リフォーム | ― | ||
解説 |
手早くカタログのみ取り寄せられる。各住宅会社のデザインや性能、概ねの価格を把握できる。これから家づくりを始める方向け。 |
間取り、見積り、土地提案が自宅でもらえる。カタログだけではなく具体的な検討も進めながら情報収集したい方向け。 |
登録業者数が圧倒的。住宅会社をさらに探す場合に向く。 |
ただし、あくまでも情報収集の入り口であるため、最終的には、モデルハウス、インターネット、雑誌、口コミ掲示板、実際に建てた人に直接聞く・・・これらの情報をバランスよくとりながら家づくりをすすめることが大切です。
家づくりというのは楽しい期待の反面、何から手を付けていいかわからないということがあります。
なので、いきなり住宅展示場へ行ってしまい、営業トークに翻弄され、気持ちにゆとりが持てず、冷静な判断ができなくなったり、心の負担が大きくなってしまう場合があります。
そして、
めんどう→あきらめ→お任せ・・・これが失敗の原因になります。
タウンライフ家づくりは、完璧な資料がワンクリックで全て出そろうというものではありませんが、「なにかに急かされることなく、心に余裕をもってじっくりと家づくりを進めたい」・・・そのように自分のペースで情報収集をスタートさせたい方にとっては、活用できるサービスといえるでしょう。