信頼性を比較しましょうここでは、ハウスメーカー・工務店などの注文住宅会社を比較する際に大切な、会社の「信頼性」をみるための情報源について、インターネットなどにより入手できる情報(二次情報)を中心に紹介します。事業者の基礎的な技術力・対応力・信用性を計る目安として参考にしてください。


■信頼性を見るには表面情報だけでは限界

なお、表面的な二次情報では、本当の意味での信頼性の把握には限界があります。つまり、実際に自ら会って得た感触(一次情報)がなければ、本当に信頼できるかどうかはわかりません。

その確認方法(以下参照↓)と併せて、住宅会社の信頼性をチェックするようにしてください。


それでは、基本的な情報から信頼性を確認する方法について見ていきましょう。

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ナオミ普通

信頼性はあってあたりまえだと思うんですが、しっかりチェックした方がいいのでしょうか?

けん

正直、契約相手の信頼性以外はどうでもよいとさえ思ってしまいます。目に見えるところは2、3年もすれば飽きるのですから・・・。見た目で住まいの幸せは買えません。自分の納得がいく住まいを、信頼のおける相手から買う・・・これが何よりも大切です。

ナオミ普通

でも、結局は、信頼性より最後は価格が優先するような気が・・・

けん

確かに価格は住宅会社の主要な選択要素です・・・。しかし、コストを下げるときに、性能・外観・インテリア・設備のグレードを落とすのはかまいませんが、信頼性まで下げてはいけません。

ナオミ普通

わかりました。信頼性を確認するには、どういう情報を参考にすればいいのでしょうか?

けん

まず、各社自らが発信する情報だけではなく、第三者が発信する客観的な情報を取り入れましょう。ここでは、その客観的情報について整理しますので、基礎的な信頼性チェックの参考にしてください。そして、次のページに説明する、依頼先に直接会って、信頼性を確認する方法に進んでください。

ナオミ普通

わかりました。これなら大丈夫という具体的な判断基準はあるのでしょうか?

けん

いいえ、具体的な判断基準はありません。信頼性とはそもそも、感覚的なものであり、数値化できない指標です。また、信頼の感じ方は人それぞれ異なり、施主の個性や求めるものによっても変わってきます。当然、販売戸数や業績規模で決まるというものではありません。

ナオミ普通

では、どう判断すれば・・・。

けん

このページと次のページで説明する内容を、意識ポイントとして事前に頭に入れておくとよいでしょう。それが、取捨選択の際に、あなたにとっての最適解フィルターとして効いてくることになります。

ナオミ納得

なるほど。あらかじめ予習しておくと、交渉している中で、具体的にチェックできるということですね。

けん

そうです、なんとなく信頼できそう…といったギャンブル的な決断をしない…これがとても大切なんです。

1.住宅性能表示、長期優良住宅などの対応事業者であるか

ハウスメーカーを選ぶとき、施主が最も重視するのは「性能」であることが統計からわかっています。つまり、耐震性、省エネ性、耐久性、シックハウス対策などの性能について、わかりやすく説明・提案する能力は、もはや必須条件になっているといってもよいでしょう。

その性能に客観性を持たせて提供されるものが住宅性能表示長期優良住宅の認定制度です。この制度は住宅の高品質化価値の明確化ができ、コストアップにはなりますが、取得者のメリットが大きい制度です。

くわしいメリット解説は以下をご参照ください。
住宅性表示制度、長期優良・低炭素住宅のメリットをポイント解説

なお、これらの制度に対応するためには、一定の設計能力と施工技術が必要となるため、制度利用実績の多い会社は、施主の高い要望にも対応できる一定の能力を備えている裏付けとなります。

大手ハウスメーカーなどは対応していますが、中堅の工務店などもこれに対応していますので、住宅会社に直接確認しましょう。なお、実績のある事業者を以下で調べることもできます。

■実績業者検索

※住宅性能表示制度、長期優良住宅認定制度、低炭素建築物認定制度の利用実績のある事業者を地域別に探すことができます。

注)掲載されている工務店等は住宅性能評価・表示協会で定めた要件により選定されており、実績業者のすべてが登録されているわけではありません。

2.住宅完成保証の登録事業者であるか

住宅完成保証とは、工事の途中に住宅会社が倒産し、工事が継続できなくなったときに施主の損害を補償するものです。参考に住宅保証機構株式会社の例を掲載します。(保証会社は複数あります。)
住宅完成保証制度

利用するかどうかは、施主の判断によりますが、利用したいと思っても住宅会社によってはこうした保証を利用できない場合があります。それは、保証の利用には住宅会社があらかじめ保証会社の審査を受け登録されている必要があるためです。

こうした保証が利用できる住宅会社であるかどうかも信用をみる目安になるでしょう。

なお、住宅保証機構の場合は以下で登録業者検索ができますが、これと同様の他の保険もありますので、ハウスメーカーや工務店がこうした保険に加入できるかどうかを直接確認するとよいでしょう。

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3.顧客満足度調査を参考にする

実際にハウスメーカーで建てた人の満足度を調査したランキングを参考にする方法があります。

・営業スタッフの対応
・金額の納得感
・住居の性能
・アフターサービス

といった切り口でハウスメーカーの満足度の順位が示されており、信頼性を見る上で一定の参考になるでしょう。

ただ、調査対象となっているハウスメーカーは大手中心となっており、もともとが一定の技術力・信頼性がある企業ばかりです。地元のハウスメーカー・工務店は含まれていない点に注意しましょう。

4.口コミ評価を参考にする

口コミサイトは、信頼性チェックの定番ともいえるもので、そのリアルな体験談はその企業の性格を分かりやすく伝えてくれます。しかし、生々しい評価は参考になる一方で、その評価が、全体に対しどれだけの割合を占めているかが見えず、一つの意見に大きく影響を受けてしまう可能性があります。

こうした口コミでは、やはり、つらい体験をみんなに知ってもらいたい!という意志が働きます。そのため、ハウスメーカーの評価数が増えてくるに従い、★1(低評価)の数が圧倒的に多くなっていきます

某大手ハウスメーカーの評価 ★1の数が多くなる

まるで有名な大手ハウスメーカーの全てが悪徳業者であるかのような印象になってしまうのです。しかし、実際には満足している人の方が圧倒的に多いので、1つの口コミがそのハウスメーカーの全てを表しているわけではないということを念頭に、こうした評価を参考にすべきでしょう。

どれくらいの人が満足しているのか

では、一体どの程度の人が満足しているのでしょうか。参考に、前述のオリコンの顧客満足度調査ランキングにある、「推奨意向」という調査結果を見てみましょう。こちらは、以下のように満足している人と、していない人のおおよその割合を見ることができます。

■ハウスメーカー利用者に聞いた 「他人に勧めたいですか?」

ハウスメーカーを他人に薦めたい割合 薦めたい95%

このように、人に薦めたくない・・・つまり満足していない人の割合を視覚的に比べることができるので、信頼性をみる上でも役に立つのですが、ここからわかることは、どの住宅会社も概ね満足している人が圧倒的多数であるということです。

やはり、こうした前提で口コミ評価を参考にすることが、極端に偏った判断を避けるために大切です。ただ、口コミにあるようなひどい対応があったことも事実でしょうから、実際の打合せでは、相手をしっかりチェックすることが大切です。

さらに本物の信頼性を見極めるためのポイント

以上、信頼性チェックのための基本的な情報源について紹介しましたが、もちろんこれだけで、住宅会社の評価を決めつけてしまうのは問題です。

上に掲げた情報源では評価されない優良会社も他にたくさん存在する一方で、こうした表面的な客観情報だけでは見えない信頼性というものもあります。

それでは、次に、信頼性を確認するための、さらに肝心な方法について紹介します。その内容も踏まえ、業者さんの善し悪しや、あなたとの相性をじっくり確認していきましょう。

この住宅会社のスクリーニングはとても大変な作業ではありますが、一番大切なところですので、あきらめずに、粘り強く頑張っていきましょう。

次のページ 本物の信頼性をつかむポイント

見た目にだまされないよう、内部に切り込み、本物の信頼性を直接確認するためのポイントについて解説します。

次のテーマ
ハウスメーカーの信頼性を工事、検査、人間性などの内部からチェックする方法

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