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ここでは、2023年に本格実施となる、省エネリフォームの補助金制度：こどもエコすまい支援事業について、全体概要、補助要件などを、ポイントを絞ってわかりやすく紹介します。
なお、このページは「リフォーム」についての説明となります。新築については以下をご確認ください。
ここでは、2023年に本格実施となる省エネ住宅への補助金制度：こどもエコすまい住宅支援事業について、全体概要、補助要件など、ポイントを絞ってわかりやすく紹介します。 こどもエコすまい支援事業の概要 まずは、基本的な制度内 …
こどもエコすまい支援事業（リフォーム）の概要
まずは、基本的な制度内容について解説します。
主な要件と補助額
省エネ・その他リフォームが対象、利用しやすい
このこどもエコすまい支援事業は、こどもみらい住宅支援事業に引き続き、2023年より本格実施される省エネリフォームの補助制度です。
この制度は、省エネ改修が中心となりますが、トイレ・給湯器の設置、子育て対応改修やバリアフリー改修などについても、あわせて補助の対象にすることができます。
省エネリフォームは、指定の製品を使用して工事を行うだけでよく、複雑な省エネ計算などが不要なので、わかりやすく、利用しやすい制度となっています。
連携事業で支援強化
なお、連携して一体で実施される他省の補助制度（高断熱窓の設置、高効率給湯器の設置）も併用して利用することができます。
ここでは、こどもエコすまい支援事業を中心に、それらの連携事業も含めて概要を解説していきます。
子育て・若者夫婦世帯でなくても対象
新築の補助制度は子育て・若者夫婦世帯のみが対象であるのに対し、このリフォーム補助は、世帯を問わず多くのみなさんが補助を利用することができます。
（子育て・若者夫婦世帯は、上限補助額が優遇されます。子育て、若者夫婦世帯については後述します。）
スケジュール
スケジュールの概要は以下のとおりです。補助対象となるリフォームは、令和4年11月8日以降にリフォーム工事に着手し、令和5年中に交付申請するものとなります。
■こどもエコすまい支援事業の期限
| 契約期限 | 契約日は問わない |
|---|---|
| 工事期限 | 令和4年11月8日以降にリフォーム工事に着手 ※ 工事請負契約後に行われる工事であること |
| 交付申請期限 | 令和5年3月下旬～令和5年12月31日(予定) ※ 全ての工事の完成・引渡しの後に交付申請を行います。※ 交付申請又は交付申請の予約までに事業者登録を行うことが必要です。※ 申請の締め切りは、予算の執行状況に応じて早まる可能性があります。 |
スケジュールは変更となる場合があります。最新の情報は以下よりご確認ください。
こどもエコすまい支援事業事務局-国土交通省
上記は、こどもエコすまい支援事業について示したものです。他省の連携制度は若干これと異なりますのでご留意ください。
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事業の全体構成
このこどもエコすまい支援事業（国土交通省所管）は、以下の２つの補助事業と連携して実施され、一つの窓口でワンストップ利用ができます。
- ● こどもエコすまい支援事業（国交省）
- └ 高断熱窓の設置（経産省・環境省）
- └ 高効率給湯器の設置（経産省）
これらの事業は併用することが可能です。（ただし、同一工事で重複して補助金を受けることはできません。）
補助対象となるリフォームの形態
こどもエコすまい支援事業の補助対象となるリフォームは、次の通りです。
■所有者等(※1)が施工者に工事を発注(工事請負契約)して実施するリフォーム工事
※1 所有者等：リフォーム住宅の所有者（法人を含む）、居住者又は管理組合・管理組合法人。
なお、工事請負契約等が結ばれないリフォームは、補助対象外となりますのでご注意ください。
各事業の補助額
事業全体における補助対象工事・補助額は次の通りです。
下表のA及びBが連携事業、①～⑧がこどもエコすまい支援事業となります。
■事業全体の補助対象工事・補助額
| 事業種別 | 工事種別 | 補助対象工事 | 補助額 |
|---|---|---|---|
| 連携事業 (経済産業省・環境省) |
省エネ改修工事 | A 高断熱窓の設置 | 上限200万円/戸 |
| B 高効率給湯器の設置 | 定額5万円または15万円 | ||
| こどもエコすまい支援事業 (国土交通省) |
①開口部の断熱改修 | 上限30~60万円/戸 下表参照 |
|
| ②外壁､屋根･天井､床の断熱改修 | |||
| ③エコ住宅設備設置 | |||
| その他リフォーム (上の省エネ改修工事のいずれかの工事を行う場合に補助対象) |
④子育て対応改修 ⑤防災性向上改修 ⑥バリアフリー改修⑦空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置⑧リフォーム瑕疵保険への加入 |
上表のこどもエコすまい支援事業（①～⑧）の補助上限額30~60万円/戸について、より詳しく解説したのが次の表です。
上限額は、世帯属性、既存住宅購入の有無により変わります。
■こどもエコすまい支援事業の上限額の詳細
| 世帯の属性 | 既存住宅購入の有無 | 上限補助額 |
|---|---|---|
| 子育て世帯又は若者夫婦世帯 | 既存住宅を購入※1※2しリフォームを行う場合※3 | 60万円/戸 |
| 上記以外のリフォームを行う場合※4 | 45万円/戸 | |
| その他の世帯 ※5 |
安心Ｒ住宅を購入※1※2しリフォームを行う場合※3 | 45万円/戸 |
| 上記以外のリフォームを行う場合 | 30万円/戸 | |
| ※1 売買契約額が100万円(税込)以上であること。※2 令和4年11月8日以降に売買契約を締結したものに限ります。※3 自ら居住することを目的に購入する住宅について、売買契約締結から３ヶ月以内にリフォーム工事の請負契約を締結する場合に限ります。※4 自ら居住する住宅でリフォームを行う場合に限ります。※5 法人、管理組合を含みます。 | ||
上の表における子育て世帯、若者夫婦世帯、安心Ｒ住宅とは次の通りです。
※子は令和4年4月1日時点で１８歳未満（→平成16（2004）年4月2日以降出生の子） ただし、令和5年3月末までに工事着手を行うものについては、令和3年4月1日時点で１８歳未満（→平成15（2003）年4月2日以降出生の子）
（詳細）→安心Ｒ住宅-国土交通省
なお、年齢については、交付申請時点ではなく、あくまでも令和4年4月1日時点における判定となります。
例えば、令和4年4月1日時点で子供の年齢が17歳なら、交付申請時点で18歳になったとしても、その子は18歳未満の子と判定され、その子を交付申請時点で有しているなら「子育て世帯」として補助の対象世帯となります。
なお、工事着手を令和5年3月末までに行う場合は、その判定が令和3年4月1日時点に変わりますのでご注意ください。
各補助対象工事の詳細
上記に挙げたA,B,①～⑧の対象工事それぞれについて、より詳しく解説します。
A 高断熱窓の設置
この事業は、経済産業省と環境省が所管する「先進的窓リノベ事業」として実施されるものです。
対象工事は、高断熱窓への改修となります。高断熱窓とは、省エネ効果の高い窓の中でも、上位グレードの窓・ガラスをいいます。
補助率は1/2相当、補助の上限額は200万円/戸となります。
■改修のイメージ
図：住宅の断熱性能向上のための先進的設備導入促進事業等（先進的窓リノベ事業）について-環境省 より抜粋
こどもエコすまい事業との併用が可能です。（ただし、同一工事で二重に補助金は受けられません。）
なお、こどもエコすまい事業でも窓改修への補助が可能ですが、基本上限額30万円/戸に対し、この①高断熱窓の設置事業では200万円/戸と高額です。
主に寒冷地向けの高断熱窓で、値段も高くなるのですが、外壁の断熱改修よりも省エネ効果の大きいとされる窓の改修に力を入れることは、有効な方法の一つです。
こどもエコすまい事業の外壁・屋根の断熱改修補助とあわせて検討されるとよいでしょう。
B 高効率給湯器の設置
この事業は、経済産業省が所管する「給湯省エネ事業」として実施されるものです。
対象工事は、以下の高効率給湯器の設置となります。
■給湯器のイメージ
図：高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金-経済産業省 より抜粋
補助額は、エネファームが定額15万円、ハイブリッド給湯器、エコキュートが定額5万円となります。
こちらも、こどもエコすまい事業との併用が可能です。（ただし、同一工事で二重に補助金は受けられません。）
①～⑧こどもエコすまい支援事業
メイン事業となるこどもエコすまい支援事業の対象工事、補助額は次の通りです。
補助額は、下表のリフォーム工事等に応じた補助額の合計となります。ただし、前段で示した上限額までとなります。
また、最低補助額が別途定められていますのでご注意ください（後述）。
■こどもエコすまい支援事業 各工事の補助額
| リフォーム工事 | 工事部位・名称 | 補助額 | |
|---|---|---|---|
| ①開口部の断熱改修 | ガラス交換 | 3,000～9,000円*枚数 | |
| 内窓設置・交換、外窓交換 | 15,000~23,000円*箇所 | ||
| ドア交換 | 30,000又は34,000円*箇所 | ||
| 補助額は省エネ基準レベルの場合の額。（ZEHレベルの補助額は別途） | |||
| ② 外壁､屋根･天井､床の断熱改修 |
外壁 | 112,000(56,000)円/戸 | |
| 屋根・天井 | 40,000(20,000)円/戸 | ||
| 床 | 69,000(34,000)円/戸 | ||
| 補助額は省エネ基準レベルの場合の額。（ZEHレベルの補助額は別途） （ ）は部分断熱の場合の補助額。 |
|||
| ③エコ住宅設備設置 | 太陽熱利用システム | 27,000円/戸 | |
| 節水型トイレ | 掃除しやすい機能付 | 20,000円/台 | |
| 上記以外 | 19,000円/台 | ||
| 高断熱浴槽 | 27,000円/戸 | ||
| 高効率給湯機 | 27,000円/戸 | ||
| 節湯水栓 | 5,000円/台 | ||
| 蓄電池 | 64,000円/戸 | ||
| ④子育て対応改修 | 家事負担軽減設備の設置 | ビルトイン食器洗機 | 21,000円/戸 |
| 掃除しやすいﾚﾝｼﾞﾌｰﾄﾞ | 11,000円/戸※1 | ||
| ﾋﾞﾙﾄｲﾝ自動調理対応ｺﾝﾛ | 14,000円/戸※1 | ||
| 浴室乾燥機 | 21,000円/戸 | ||
| 宅配ﾎﾞｯｸｽ | 11,000円/(戸又はﾎﾞｯｸｽ) | ||
| 防犯窓･ドアの改修 | 外窓交換 | 20,000~34,000円*箇所 | |
| ドア交換 | 35,000又は49,000円*箇所 | ||
| 防音窓･ドアの改修 | ガラス交換 | 3,000～9,000円*枚数 | |
| 内窓設置･交換､外窓交換 | 15,000~23,000円*箇所 | ||
| ドア交換 | 30,000又は34,000円*箇所 | ||
| キッチンセットの交換を伴う対面化改修 | 89,000円/戸※2 | ||
| ⑤防災性向上改修 | 防風窓の改修 | ガラス交換 | 6,000~15,000円*枚数 |
| 外窓交換 | 15,000~37,000円*箇所 | ||
| ⑥バリアフリー改修 | 手すりの設置 | 5,000円/戸 | |
| 段差解消 | 6,000円/戸 | ||
| 廊下幅等拡張 | 28,000円/戸 | ||
| 衝撃緩和畳の設置 | 18,000円/戸 | ||
| ⑦空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置 | 19,000～25,000円*台 | ||
| ⑧リフォーム瑕疵保険への加入 | 7,000円/契約 | ||
| ※1と※2の併用はできません。 | |||
くり返しとなりますが、前段に示した省エネ改修工事（A 高断熱窓の設置、B 高効率給湯器の設置、上表①～③の工事）の何れかを行う場合に、④~⑧を補助対象とできます。④~⑧のみを行っても申請はできません。
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補助制度のポイント
この補助制度を便利に活用するために押えておきたいポイントについてまとめました。
対象工事についてのQ&A
リフォームニーズの高い水回り設備や、玄関ドア・内外装リフォームなどの補助対象の可否について、後段でQ&Aにまとめましたのでご参考ください。
（クリックすると下へジャンプします）
- トイレ、ユニットバスの交換のみで補助金はもらえますか？
- キッチンの交換リフォームで補助金はもらえますか？
- 給湯ボイラーの交換のみで補助金はもらえますか？
- 玄関ドアの改修だけでも補助金はもらえますか？
- 窓の改修だけでも補助金はもらえますか？
- 外装・内装フォームで補助金はもらえますか？
最低補助額について
この補助制度は、住戸全体のリフォームが必須ではなく、「一部の窓のみ改修したい」「設備のみ交換したい」といった部分リフォームで補助を受けられるのがメリットですが、最低補助額があるため、単一工事では補助を受けられないというケースもあります。
上手に補助制度を活用するためには、複数のリフォームを組み合わせて最低補助額をクリアする必要があります。そのためには、④~⑧のリフォームが補助対象になるのは、必須工事である省エネ改修工事の何れかを行う場合であるということと、最低補助額について理解しておく必要があります。
最低補助額はやや複雑なため、以下にまとめましたのでご参考ください。
■最低補助額
| 事業種別 | 工事種別 | 補助対象工事 | 最低補助額 |
|---|---|---|---|
| 連携事業 (経済産業省・環境省) |
省エネ改修工事 | A 高断熱窓の設置 | 5万円/申請 |
| B 高効率給湯器の設置 | ― | ||
| こどもエコすまい支援事業 (国土交通省) |
①開口部の断熱改修 | ①～⑧の合計で5万円/申請 （ただし、AまたはBの工事と併用して申請する場合は2万円/申請） |
|
| ②外壁､屋根･天井､床の断熱改修 | |||
| ③エコ住宅設備設置 | |||
| その他リフォーム (上の省エネ改修工事のいずれかの工事を行う場合に補助対象) |
④子育て対応改修 ⑤防災性向上改修 ⑥バリアフリー改修⑦空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置⑧リフォーム瑕疵保険への加入 |
子育て・若者夫婦世帯の中古購入＋リフォームは補助額が2倍
中古住宅を購入してリフォームする世帯が子育て・若者夫婦世帯（上部参照）である場合は、上限補助額が通常の30万円から60万円に引き上げあれます。
中古住宅購入時は、リフォームを行うことが多いので、この制度を活用する絶好の機会といえるでしょう。
なお、この場合、くり返しとなりますが、既存住宅の売買契約締結から３ヶ月以内にリフォーム工事の請負契約を締結する必要がありますのでご注意ください。
期限について
期限についての要点は次の通りです。
期限のポイント
当初は令和4年11月8日以降の「契約」とされていましたが、「工事着手」に変更されました。
手続きはどのように行うの？
この事業は、リフォーム工事の工事施工者等が補助事業者となり申請を行います。よって、リフォーム発注者の申請手続きは、基本的にありません。なお、補助金は、補助事業者が受領することになり、最終的にリフォーム発注者に還元されます。
参考に、事業全体の流れについて以下に示します。
こどもエコすまい支援事業 申請フロー
他の補助金の併用について
原則として、住宅のリフォーム工事を対象とする国の他の補助制度との併用はできません。ただし、工事請負契約が別である場合などについては、併用できる場合があります。
（参考）
図：こどもエコすまい支援事業事務局-国土交通省 より抜粋
また、国の費用が充当されている地方公共団体の補助制度についても、原則、併用はできませんのでご注意ください。
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Q&A
制度をより深く理解できるよう、注意点、ポイントなどをQ&A形式にまとめました。
- 子育て世帯なのですが、中古住宅を購入しなければ補助金はもらえないのですか？
- いいえ。中古住宅購入は必須要件ではありません。あくまでも、補助の対象はリフォーム工事となります。中古住宅購入は、補助上限額の上乗せ条件となります。
子育て・若者夫婦世帯の自宅リフォームの上限補助額は45万円ですが、中古住宅取得と同時のリフォームなら60万円となります。
- 中古住宅の購入だけで補助金はもらえますか？
- いいえ。中古住宅購入のみでは補助金は受けられません。あくまでも、補助対象はリフォーム工事となります。
- 省エネ改修以外のリフォームで補助金はもらえますか？
- その他のリフォームは、必須工事である省エネ改修のいずれかを行う場合に限り、補助の対象とすることが可能です。
■省エネ改修（必須工事）
次のいずれかの工事
A 高断熱窓の設置
B 高効率給湯器の設置
①開口部の断熱改修
②外壁､屋根･天井､床の断熱改修
③エコ住宅設備設置■その他のリフォーム
必須工事と併せて行う場合に補助対象とできる工事
④子育て対応改修
⑤防災性向上改修
⑥バリアフリー改修
⑦空気清浄､換気機能付きエアコンの設置その他のリフォームのみを行っても、補助は受けられません。
- トイレ、ユニットバスの交換のみで補助金はもらえますか？
- 節水型トイレ、高断熱浴槽への交換工事は、③エコ住宅設備設置として補助対象とできます。
ただし、節水型トイレ1台と高断熱浴槽1台のみでは、補助額の合計が最低補助額の５万円に満たないので交付申請はできません。さらに他の工事と組み合わせる必要があります。
- キッチンの交換リフォームで補助金はもらえますか？
- いいえ。単なるキッチンの交換は、必須工事である省エネ改修と同時に行ったとしても補助の対象にはなりません。
キッチンの交換を補助対象とするには、以下の2つを満たす必要があります。
- 省エネ改修工事（必須工事）のいずれかの工事と同時に行う
- ④子育て対応改修の「キッチンセットの交換を伴う対面化改修」を行う
「キッチンセットの交換を伴う対面化改修」とは、キッチンセットの交換と同時に、キッチンに正対したときにリビングまたはダイニングの過半を見渡せる状態にレイアウトを変更する工事をいいます。
ポイントは見渡せない状態からのレイアウト変更であることです。つまり、もともと、見渡せるレイアウトでキッチンだけを交換しても、キッチンの対面化改修には該当しません。
なお、キッチン設備である④子育て対応改修の家事負担軽減設
・ビルトイン食器洗機
・掃除しやすいレンジフード
・ビルトイン自動調理対応コンロ
の設置は、必須工事である省エネ改修と同時に行う場合は補助の対象とできます。 - 子育て対応改修の家事負担軽減設備とはなんですか？
- 子育て対応改修の家事負担軽減設備とは、以下の製品をいいます。必須工事である省エネ改修と併せて設置工事を行う場合、補助の対象とできます。
＜家事負担軽減設備の例＞
図：こどもみらい住宅支援事業について（説明用スライド）-国土交通省 より抜粋 - 給湯ボイラーの交換のみで補助金はもらえますか？
- エコキュートなどの給湯ボイラーは、③エコ住宅設備設置として補助対象とできます。
ただし、エコキュート1台のみでは、補助額の合計が最低補助額の５万円に満たないので交付申請はできません。さらに他の工事と組み合わせる必要があります。
しかし、連携事業である「B 高効率給湯器の設置」事業を利用する場合は、それのみで補助対象とすることが可能です。
- 玄関ドアの改修だけでも補助金はもらえますか？
- 玄関ドアの断熱改修は①開口部の断熱改修として補助対象とできます。ただし、ドア1カ所のみでは補助額の合計が最低補助額の５万円に満たないので交付申請できません。他の工事との組み合わせが必要となります。
- 窓の改修だけでも補助金はもらえますか？
- 窓の断熱改修は①開口部の断熱改修として補助対象とできます。ただし、補助額の合計が５万円未満の場合は交付申請できませんのでご注意ください。
- 外装・内装フォームで補助金はもらえますか？
- いいえ。外壁材・内壁材リフォーム（張替えや塗装）は、必須工事である省エネ改修工事と同時に行ったとしても補助の対象となりません。
- 工事業者に指定はあるの？
- 一部の限られた工事業者から選択しなければならないなどの指定はありませんが、工事の着手前に、必ず、補助事務局への事業者登録が必要となります。
なお、登録を行っている事業者は、HPで公開される予定です。（公表を希望する事業者のみ）
- 自分でリフォーム（DIY）した場合も補助金はもらえますか？
- いいえ。工事請負契約を伴わないリフォーム工事は補助対象外です。
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事業の詳細リンク
事業の詳細については以下をご覧ください。
こどもエコすまい支援事業事務局-国土交通省こどもエコすまい支援事業について-国土交通省
関連する制度
住宅のリフォーム関連の補助制度全般については以下をご確認ください。
住宅のリフォーム・改修時に利用できるお得情報についてまとめています。補助金、減税の制度を一覧にしていますので、チェックリストとしてご活用ください。リフォームの減税は特に複雑です。制度の基本をつかんでから詳細に進めるよう纏めていますので参考にしてください。
中古購入とリフォームの資金計画をセットで検討する方法
実は、物件購入時には、各社との打合せ負担、不動産会社とリフォーム会社の予算の取り合い、全体視点の欠如など、購入者が第一に考えられていない場合があります。
■中古物件購入・リフォーム時の悩み
そこで、そのような不安を持つ方に、今、お勧めしているのが、物件探しから、資金計画、デザイン提案、工事、アフターまでを一貫して提供する、ワンストップサービスの「リノベ不動産
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物件購入とリフォームは、バラバラではなく、一体で考えることが購入者の満足に直結することが、もはや業界のあたりまえになりつつあります。
単に仲介して終わり…リフォーム会社はリフォームするだけ…そんな家づくりでは不安という方は、あなたの理想をトータルで考えてくれる「建築と不動産のプロ」に相談てみてはいかがでしょうか。
