グリーン住宅ポイント制度(リフォーム)の早わかり解説

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住宅需要を喚起し、感染症の影響で落込んだ経済の回復を図るため「グリーン住宅ポイント制度」がスタートしました。ここでは、この制度を短時間で理解していただけるよう、要点をわかりやすくまとめて解説します。

なお、主な対象要件は「住宅取得」と「リフォーム」ですが、このページでは、「リフォーム」についてお伝えしています。新築や住宅購入のグリーン住宅ポイントについては、以下をご覧ください。

グリーン住宅ポイントの概要 ―リフォーム―

主な要件と発行ポイント

グリーン住宅ポイント制度(リフォーム)の主な要件と最大発行ポイント数

※1 若者世帯とは、令和2年12月15日時点で40歳未満の世帯をいいます。※2 子育て世帯とは、令和2年12月15日時点で18歳未満の子を有する世帯、又はポイント発行申請時点で18歳未満の子を有する世帯をいいます。※3 自ら居住することを目的に購入した住宅(令和2年12月15日以降に売買契約(契約額が 税込100 万円以上)を締結したもの)で、売買契約締結後3ヶ月以内にリフォーム工事の請負契約を締結する場合に限ります。

―安心R住宅とは―

消費者が安心して既存住宅物件を選択できる目印とするため、一定の性能を満たす既存住宅にマークを付ける国の制度です。安心R住宅は、新耐震基準に適合し、既存住宅売買瑕疵保険の基準に適合することが確認されています。
(詳細)→安心R住宅-国土交通省

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■スケジュール

ポイントを受けとるためには、以下のスケジュールを守って契約、申請等を行う必要があります。

グリーン住宅ポイント(リフォーム)全体スケジュール

(※)ポイント発行申請期限は予算の執行状況に応じて公表されます。(期限は遅くとも10/31)

■1,000 万円以上のリフォームは工事完了前に申請可能
ポイント発行申請は、原則、工事完了後に行いますが、1,000 万円(税込)以上のリフォーム工事の場合は、契約以降なら工事の途中であってもポイント発行申請が可能です。なお、この場合は、工事完了後に完了報告の提出が必要です。

■予算の執行速度によっては期限が早まる
ポイント発行申請期限は遅くとも令和3年10月31日までとなっていますが、予算の執行状況に応じて前倒しで締め切られる可能性があります。よって、ポイント発行申請は速やかに行なうのがよいでしょう。

対象リフォームとポイント数

以下の表の①~③のいずれかの工事を行なう場合に、同表①~⑥のリフォーム工事等に応じたポイント数の合計が発行されます。

さらに、「⑦既存住宅購入加算」に該当する場合は、①~⑥のポイント数と同数のポイント数が加算されます。

なお、発行ポイントは上部に記載する上限までとなります。

■ポイント発行対象フォームとポイント

グリーン住宅ポイントの各リフォームの設定ポイント数

※既存住宅購入加算

自ら居住することを目的に既存住宅を購入[※1]し、ポイント発行対象リフォーム工事を行う場合(売買契約締結から3ヶ月以内にリフォーム工事の請負契約を締結する場合に限る。)に加算

[※1]・不動産登記事項証明書において新築と記載された日付が令和元年12月14日以前の住宅に限る。・売買契約額が 100 万円(税込)以上であること。・令和2年12月15日(令和2年度第三次補正予算案閣議決定日)以降に売買契約を締結したものに限る。

三角下矢印

発行ポイント①~⑦のポイント数の合計(ただし、上限額まで)

制度の要点は、①~③の省エネリフォームのいずれかが必須であること(④~⑥のみを行なってもポイントは発行されません。)、令和2年12月15日から令和3年10月31日までの間にリフォーム契約(変更契約を除く)することとなります。

■いずれか一つの工事でよい
例えば、必須工事の一つである②の断熱改修を行なう場合、外壁、屋根、床の全ての部位を行なう必要はなく、いずれかの部位を行なうだけでかまいません。
ただし、1申請あたり①~⑥の合計ポイント数が50,000ポイント未満の場合はポイント発行申請できませんのでご注意ください。

■中古住宅購入と同時でポイント2倍
既存住宅購入加算(上部参照)の要件に該当する場合は、リフォームによって得られるポイントと同数のポイントが加算されます。
つまり、中古住宅購入契約後3ヶ月以内にリフォーム契約して工事を行うと、ポイントが2倍になるということです。

■若者や子育て世帯なら上限も2倍
さらに、中古住宅を購入してリフォームする世帯が若者・子育て世帯上部参照)である場合は、ポイントの発行上限が本来の30万ポイントから60万ポイントに引き上げあれます。
40才未満の方や、小さいお子さんがいる方が、中古住宅購入にあわせて、全体的に省エネリフォームする場合はメリットが期待できます。

ポイントの利用方法

ポイントは以下の商品などと交換が可能です。なお、前回の次世代住宅ポイントと異なり、今回は工事費への充当も一部可能となりました。

ただし、工事費へのポイント充当は「新たな日常」に資するなどの追加工事のみ可能となっており、それ以外のリフォーム工事への充当はできませんのでご注意ください。

ポイントの交換対象(リフォーム)

交換対象商品

  • 「新たな日常」に資する商品
  • 省エネ・環境配慮に優れた商品
  • 防災関連商品
  • 健康関連商品
  • 家事負担軽減に資する商品
  • 子育て関連商品
  • 地域振興に資する商品

交換対象商品については以下をご覧ください。
交換商品検索―グリーン住宅ポイント事務局

交換可能な追加工事

  • 「新たな日常」に資する追加工事
    • ワークスペース設置工事
    • 音環境向上工事
    • 空気環境向上工事
    • 菌・ウイルス拡散防止工事
    • 家事負担軽減に資する工事
  • 防災に資する追加工事

追加工事の事例など、詳細については以下をご確認ください。
追加工事交換について-グリーン住宅ポイント事務局

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申請方法

申請書類手続きの基本的な流れは、工事完了後にポイント発行申請をし、ポイント交付後にポイント交換申請をするだけです。契約前に交付申請し、交付決定通知が出てから着工などの煩わしさがなく、わかりやすい手続きとなっています。

なお、「1,000 万円(税込)以上のリフォーム工事」については、工事完了前であっても、必要な書類が整い次第、ポイント発行申請を行うことができます。

その場合は、工事完了後に完了報告の提出が必要です。完了報告書類が提出されない場合には取得したポイント相当分の返還が必要になりますので注意しましょう。

■ポイント発行申請は工事発注者が行なう
ポイント発行申請は、原則、リフォーム工事の発注者が行います。必要な書類は業者さんが揃えてくれるので、申請は難しいものではありません。なお、工事の請負業者が代理で申請することも可能です。

ポイントを追加工事に使う場合は業者さんの代理申請のみ!

追加工事にポイントを使いたい場合は、工事施工業者がポイント発行申請を代理で行なう必要があります。なお、追加工事のポイント発行申請を行なう業者は、本体のリフォーム工事を行なう業者でなければいけません。(別業者への分離発注はポイント交換できませんのでご注意ください。)

申請方法の詳細については以下をご参照願います。
申請方法(リフォーム)-グリーン住宅ポイント事務局

制度のポイントQ&A

よくある質問コーナー
この制度における注意点、ポイントをQ&A形式にまとめました。注意すべき点について押えておきましょう。

窓の改修だけでもポイントはもらえますか?
窓の断熱改修だけでもポイントの対象となります。ただし、合計ポイントが5万ポイント未満の場合はポイント発行申請できませんのでご注意ください。
外装・内装フォームでポイントはもらえますか?
断熱改修を伴わない単なる張替えや塗装といったリフォームはポイントの対象となりません。
水回りリフォームでポイントはもらえますか?
水回りリフォームにより、エコ住宅設備を設置する場合は、その設備がポイントの対象となります。エコ住宅設備を設置しないキッチンやトイレ改修は、ポイントの対象外です。
エコ住宅設備とはなんですか?
ポイントの対象となるエコ住宅設備とは、以下の設備で、グリーン住宅ポイント制度の事務局に登録された型番の製品をいいます。エコ住宅設備とは
設備を1つ設置するだけでもポイント申請はできるの?
エコ住宅設備を1つ設置するだけでも申請は可能です。ただし、1申請あたり5万ポイント未満の場合、ポイント発行申請はできません。
中古住宅の購入だけではポイントはもらえないの?
リフォームを行なわず、中古住宅を取得するだけの場合は、以下の住宅取得によるグリーン住宅ポイント制度をご確認ください。一定の要件(空家バンク登録住宅、東京圏からの移住など)を満たす中古住宅の取得は、ポイントの対象となります。
工事業者に指定はあるの?
指定はありません。採択や審査などによって選定された一部の工事業者の行なった工事でなければポイント申請できないといったことはありません。
自分でリフォーム(DIY)した場合もポイントがもらえる?
工事請負契約を伴わないリフォーム工事はポイント対象外です。
材料や製品に指定はあるの?
あります。断熱材、窓、設備などは、グリーン住宅ポイント制度の事務局に登録された型番の商品を使用した工事のみがポイントの対象です。材料を決める際は、グリーン住宅ポイントの対象製品かどうかを業者さんに確認しながら選択するようにしましょう。
着工や受け渡しの期限はあるのですか?
今回の制度では、着工期限や受け渡し期限は定められていません。ただし、次のようにポイント発行申請期限などが定められていますので、それによる工事スケジュールの制約があります。

■原則、工事完了後にポイント発行申請
原則として、工事完了後にポイント発行申請を行なう必要があるため、ポイント発行申請期限の前までに工事が完了している必要があります。
・ポイント発行申請期限:令和3年10月31日

■工事費が1,000 万円以上の場合は工事完了前申請が可能
ただし、リフォームの請負契約額が 1,000 万円(税込)以上の場合は、工事完了前にポイント発行申請をすることができます。その場合、以下のように工事完了報告が必要です。

令和3年10月31日までにポイント発行申請し、次の期限までに工事完了報告する。

  • ・一定規模以上(請負契約額が 1,000 万円(税込)以上) 令和4年4月30日まで
    ・共同住宅等で耐震改修を実施するもの
     階数10以下 令和4年10月31日まで
     階数11以上 令和5年4月30日まで
    注)追加工事にポイントを充当する場合の追加工事の完了報告期限は 令和4年1月15日まで

なお、ポイント発行申請期限は予算の執行状況により早まる可能性がありますのでご注意ください。

ポイントは工事費の値引きとして利用できる?
本体のリフォーム工事費への充当はできません。ポイントを工事費に充当(交換)できるのは「新たな日常」や「防災」に資する追加工事のみとなっています。また、商品券への交換や現金化もできません。
交換対象商品については以下に定められていますのでご確認ください。
交換商品検索―グリーン住宅ポイント事務局

グリーン住宅ポイントの詳細情報

制度の詳細については、以下をご覧ください。
グリーン住宅ポイントについて(国土交通省)グリーン住宅ポイント事務局